2010年7月20日火曜日

ハラスメント 

ハラスメント               2005.8.12


 昔テレビで男性が小指を立てて、私はこれで会社を辞めました。というコマーシャルがありましたが、最近は冗談ではなく本当にそのようなことが日常的にあります。

 某球団社長は、スキンシップは労働意欲の向上に寄与するとか何とかバカな言い訳を

恥ずかしげも無くいい、告訴され追及されると、そう思っていたのは私の誤解でしたなどとアホらしくなるような結末で、解任になりました。

 また、大学教授が学生の就職活動を有利にしてやるからといって、セクハラするという話も出てきています。

 ハラスメントの種類は幾つかあり、パワーハラスメント(パワハラ)、アカデミックハラスメント(アカハラ)、モラルハラスメント(モラハラ)、シルバーハラスメント(シルハラ)などというようです。

アカハラといわれればヤモリなどを思い出しますが、気持ちの悪いやつで、腹が赤く、蛇のように舌を出し手足がピタとくっつきます。大學で地位を利用し女性をたぶらかすなんぞ、まさにアカハラ並みの腹黒さと気持ち悪さですから、「アカハラ先生」と呼ぶのは正しい呼び名です。

面白いのがシルハラです。電車などでシルバー座席の前に立っていると、突然どうぞと席を空けられます。若い女性からなら満足ですが、50代の男性からだと「何だこのやろう、俺はハゲだけどまだ若いぞ」と怒り狂う。これをシルハラというそうです。

そもそもハラスメントなどという言葉が出始めたのは、ここ20年くらいではないでしょうか?仕事中に女性のお尻や片に触れるのは以前は当たり前?の時代もありました。

問題になったのは、海外に工場を出した某メーカの上司が、日本と同じように“触ってしまった”ためそれはもう国際問題化しないかと思われるくらい大騒ぎになったのがきっかけです。そこには「女性蔑視や人種蔑視の思想が根底にあるのだー」というのが

問題の根本です。そこで政府はこれでは日本民族の恥だ、セクハラ対策をやりなさいときたわけで、そうするとそれまでほとんど考えてなかった各企業は、セクハラの定義は何だ、どうやって対策するかなどを考え会社の規定に入れることにしたのです。

 そのように規定されるとやけに気になるもので、それまでポンと片をたたいて“元気”

といっていたことが、片に当たる瞬間規定を思い出し、自分の頭をかく状況になります。

日本人は昔から「あうんの呼吸」が得意で、何気なく分かり合える高等人種?ですからこのような規定はしっくり来ません。一日に5回メールで好きだというは良いが、1000回だとストーカになります。では900回では?といったことをどのように仕分けるのでしょうか?

 ハラスメントを基本的に排除するには、された側がきちんと相手にクレームをいい、

場合によっては、関係者や司法に相談することを習慣にすれば、規定は不要でしょう。

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