台風 2005.9.15
最近の日本は、地球温暖化に伴い亜熱帯型の気候になってきているようです。
突然のスコールや台風が以前にも増して多くなっているように思います。
台風は毎年のように猛威を奮い、住宅や農林業への影響も大きく、九州では梨、ブドウ、柿などが丁度収穫の前あたりに到来し、大きな被害をもたらしています。
台風は本当に来てほしくないものではありますが、その昔元寇の襲来があり、あわや日本も占領されるかという時に、大型台風によって元寇の大船団が一気に沈没し、日本を救ってくれました。その意味で日本人にとって台風は「神風」なのかもしれません。
ところで2005年8月末に、アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」による死亡者は600人を超えたそうで、それも貧民層が多く逃げるに逃げられない状況だったようです。ブッシュ大統領はその対応策に問題があったと謝罪していましたが、アメリカの人種問題の一端がはからずも出たように思います。ルイジアナ州ニューオリンズといえば、ジャズでも有名なところで、昔「あの娘はルイジアナのママ」と歌ってました。
小休閑話
ところで、台風とハリケーンの違いわかりますか?新聞記事がありましたのでご紹介します。
“ハリケーンも台風も熱帯低気圧が発達したものですが、発生する海域によって呼び名が違い、厳密な定義も少し異なります。呼び名は、北大西洋や北東太平洋ではっせいすると「ハリケーン」となり、北西太平洋だと「台風」に、インド洋だと「サイクロン」になります。同じ北太平洋でも東西で二分され、日付変更線より東では「ハリケーン」
に、西では「台風」になるわけです。ハリケーン「カトリーナ」は、北大西洋で発生。
米国フロリダ半島に上陸後、メキシコ湾を通って、ニューオリンズ付近に再上陸しました。北東太平洋のハリケーンが日付変更線を越えて北西太平洋に入ると、台風に変わります。1999年の台風11号などがその例です。
ハリケーンの定義は、中心付近の最大風速64ノット(約33メートル)以上の熱帯低気圧。これより弱く、最大風速34ノット(約17メートル)以上で64ノット未満の場合は、「トロピカル・ストーム」と呼ばれます。
一方、台風の定義は、中心付近の最大風速34ノット以上の熱帯低気圧。つまり、ハリケーンとトロピカル・ストームの両方を含むような概念です。ハリケーンに相当する最大風速64ノット以上だと、台風の強さの分類では「強い台風」になります。
また、英語の「タイフーン」は、ハリケーンと同様に最大風速64ノット以上のものを指すため、タイフーンと台風はイコールではありません。
カトリーナは「超大型」ともいわれますが、大型の台風14号より暴風域(風速25メートル以上)が小さいなど「超大型」には疑問符が付きます。
気象庁は「大きさと強さが混同されているかも」。ただ被害が超大型だった点は疑問の余地がありません。“と東京新聞の記事でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿