ストレス 2005.8.8
人は生きてゆく中で、何かしらのストレスを受けています。
我々の業界でも、ストレスによる病気が増加の傾向にあります。
ストレスは無いほうが良いのでしょうか?ストレスは悪でしょうか?
私は、ストレスがあるからこそ強く生き抜く事ができるものだと思います。
世の中に病原菌があるから健康でいられるようなものです。
ストレス全くない世界がどれほどつまらないものか、皆さん想像してみてください。
離れ小島で誰一人いないところで、フルマラソンする人がいるでしょうか?
何万という観衆、世界中のマスコミなどの注目を集める中を、先頭を切ってスタジアムに入ることを夢見るからこそ、毎日死ぬほどの鍛錬やストレスと戦うことが出来るのだと思います。
ストレスは楽しく、豊かな人生を送るためのいわば香辛料です。
しかしながら、ストレスは時として悪玉ストレスに変質します。
どのようなときにストレスが悪玉化するのか。端的にいえば、ストレスと共存できない自分のありようだと思います。
戦争中、何時銃撃で死ぬかもしれない不安。家族を守りたいが、それが出来ない不安。
そのような、自分ではなんともしがたい、解決できない状況は明らかに大きなストレスになります。
現在では、戦争はありませんが将来に対する漠とした不安感はあるのではないでしょうか?
悪玉ストレスが付け入る隙は、上記のような自分で解決できない、もしくは解決出来ないと思っている自分に対し、何とかしたいという生真面目さが一番の原因のように思います。
ケセラセラはスペイン語で「なるようになるさ」という言葉ですが、日本でも「人事を尽くし天命を待つ」といった言葉があります。
ストレスをストレスと感ずることなく、日々楽しく暮らすための知恵は、まさにこのような気持ちの持ち方にあるのではないかと思います。
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