2010年7月20日火曜日

偽装 

偽装                    2007.11.5


毎日のようにニュースで取り上げられている、食品の偽装表示にはいくつかのパターンがある。

「商品そのものに表示と違った材料を使用している」、「商品を回収し再利用している」、「消費期限または賞味期限を偽って表示している」、「生産地を偽装もしくは誤解を招く表示をしている」などである。

 ここで、用語自体を整理しておく必要がある。

1. 消費期限とは

定められた方法により保存した場合、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠く恐れがないと認められる期間を示す年月日。

製造日を含めて概ね5日以内で品質が急速に劣化する食品

弁当、サンドイッチ、生菓子類、食肉、生麺類など

必ず期限内に消費する必要があります。

2. 賞味期限とは

定められた方法により保存した場合、期待される全ての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日。ただし、当該期限を超えた場合でも、これらの品質が保持されていることがあるものとする。

製造年月日を含めて概ね5日を超え、品質が比較的劣化しにくい食品

3ヶ月を超えるものは「年月」それ以外は「年月日」で表示

牛乳、乳製品、ハム・ソーセージ、冷凍食品、清涼飲料水など

期限を過ぎても直ちに「食べられなくなる」ということではない。およその目安。



という定義があります。

私の好物でもありました、赤福餅は1の消費期限の偽装と、商品の再利用が宣伝文句と違うということで、指弾されました。また廃鶏を比内鶏と偽り販売したり、豚などをミートと表示して販売した業者もありました。

偽装そのものは社会正義に反するもので、当然罰を受けるべきものですが、私たち消費者がまず考えなければならないことは、あまりに情報に振り回されすぎていないか自問する事が大事だと思います。テレビで宣伝した食品が翌日スーパから消えるなど日常茶飯事で、それも数日たてばすっかり元通り・・・。

 例え廃鶏であっても美味しいと思えば、立派な食品でなにも廃棄処分にしたり、肥料にする必要はなく、安くて美味しい食品として食したいものです。

因みに生後400日から1000を目安に、卵を産めても食肉として廃鶏とするそうです。

老鶏を売る時に「拝鶏 私たちは沢山の卵を産み、皆様に喜んでいただきました。今では少し身も硬くなりましたが、その分歯ごたえがあり、アミノ酸も豊富でとても美味しいですよ! どうぞご賞味ください 鶏具」とやったら売れないかなー・・

資源を大切に利用、再活用するのであれば、消費者はそれに見合う対価を支払うのに疑問を持たないのではないか。

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