懐かしい人 2007.9.5
お盆明けに、元三菱電機の方からYACS(国鉄の操車場システム)のメンバーで久しぶりに同窓会をしましょうとのお誘いがあった。
YACSは、私が24歳の時に初めて大規模なシステム開発の仕事に関わった、印象に残る仕事でした。私はそのプロジェクトに約4年間関わりました。
全体で80名、ソフトウエア開発部門でも50名くらいはいたように思います。当時の最先端技術を取り入れ、文献とも取っ組み合いしながら開発しました。
当時の課長さんが非常に厳しい方で、毎週月曜日に進捗会議を行いますが、予定通り進んでいない報告をすると、その原因が外的要因に起因しない場合は、烈火のごとく叱られました。しかし、そのお陰でプロジェクト管理の手法を会得し、その後のプロジェクト管理が非常に上手く行くようになり、今でも恩人だと思っています。
当社を創業後、その方にお礼と共に食事をお誘いし話をしました。
当時は暗中模索だったかもしれませんが、プロジェクト管理と品質管理に対する理論を確立され、70歳を過ぎた今でもコンサルタントとして活躍されています。
プロジェクトは紆余曲折で、今思い出してもシステム開発の進め方や、顧客との対応など現在に通じる多くの経験をしました。
10名ほどの、戦友ともいえる方々とお会いし、懐かしさと共に当時を振り返って
昔話に花が咲きました。中には66歳でいまだに現役プログラマーを自称される方もいました。また、当時交通事故を起こし解雇され波乱万丈(本人いわく)に生きてきたという人もいます。それぞれに人生があるものですね。
30年以上の時を経て顔のしわが増え、髪の毛は減りましたが、性格や言動はほとんど昔のままで変わっていません。
多くの方が企業の要職に付かれ、それぞれにご苦労はあるのでしょうが、こうして昔の仲間に会った瞬間、30年前にタイムスリップして、当時の面影のまま話題に興じました。
出席者にはいませんでしたが、非常に世渡りの上手い人がいて、社会的には成功したのでしょうが、評価としては手厳しい批判があります。仕事を通じて人間性が磨かれ尊敬される方もいれば、その逆もあります。
人生に勝ち負けはありませんが、晩年になって信頼できる多くの友人に恵まれていれば、それはよい人生だったといえるのではないでしょうか。
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