人づくりと仕組み作り 2008.8.19
今年初頭の私のテーマは,「人づくりと仕組み作り」でした。
そこでどのような「人づくり」、「仕組み作り」をしたいかについて述べたいと思います。
まず、「人づくり」ですが、第一に社会人としての言動が常識的であることです。挨拶や言葉遣い、人に対する思いやりなど基本的なマナーが守れることが最低限必要です。
第二に、当社の企業理念、経営理念、行動指針を理解し、賛同していただきたいと思います。これらの理念や指針は全社員が向かっていく方向性を示していますので、是非とも理解していただきたいところです。判断に迷う場面があれば、理念や指針に照らして行動していただきたいと思っています。
第三に、職務別の人材育成です。人材には大きく「経営幹部」「管理職」「専門技術者」などがあります。人それぞれの適正や本人の希望がありますが、社員の皆さんは是非自らの将来を見据えて、チャレンジしていただきたいと思っています。
経営幹部は、事業全体の方針策定や実施監督と共に、組織の活性化や管理職の育成などがあります。管理職は、事業方針に沿って現場を指導し、より効率的な組織運営を行う必要があります。専門技術者は、特定分野や得意分野を明確にし、技術者としてのスキルの最大化を図る必要があります。
それぞれの立場で与えられたミッションを、確実に実施できるような人材に成長していただくことが、「人づくり」の目標です。人材育成のためには、各種の教育プログラムと共に、私自身皆さんと語り合い、互いに成長できるように心がけたいと思います。
次に「仕組み作り」ですが、基本的な思想は「合理性」「透明性」「スピード」が担保され、向上できる仕組みにしたいということです。例えば、
見積もり基準は、どのようなものか?
一人当たりの生産性は、どのようにして図っているか?
各プロジェクト状況は、一目で判るか?
という視点で現状を見たとき、果たして「合理性」「透明性」「スピード」が確保されているでしょうか?
現在の仕組みを否定するつもりはありませんが、より良い仕組みに進化し続けなければならないと感じています。
また、我々の業種は製造業の一面を持っているわけですから、「品質」の確保と「生産性」の向上は永遠のテーマです。品質を上げることで、結果的に生産性を向上させることも出来ます。
良い品質の提供は、会社の信用・信頼に繋がります。品質向上に対しては、全社を挙げて改善していきたいと思います。
生産性の面では、生産プロセスを常に見直し改善する、必要があるように思います。
例えば、開発環境や言語など当社で自由な選択が出来る案件であれば、圧倒的な生産性を実現できるようにしたい。オープンソースの活用や当社独自の開発環境の整備で、生産性は飛躍できるのではないかと思います。
品質・生産性向上のためのプロジェクトチームをつくり、実現したいと思います。
つづく
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