2010年10月1日金曜日

ガキ大将

 昔私が小さい頃(50年位前)は、何処にでもガキ大将がいて、子供たちの遊びの仕切り役をしていた。
最近の遊びは、屋内での、漫画やゲームが多く、野外での遊びが少ないため、ガキ大将は不要なのだ。逆に少し変わった子供や、ガキ大将的子供は敬遠される。”皆と仲良く遊ぶ”ことが重要で、違った意見や、行動は子供も、先生も、親も喜ばない。従って、平素したことのない喧嘩などやろうものなら、手加減がわからず、殺人まで引き起こしかねない。いじめによる、自殺や引きこもりも非常に多いと聞く。子供の頃からの些細な諍いや、喧嘩で鍛えられるべきものが、鍛えられていない為だ。リーダ的なことを試みると小学高学年や中学ではいじめがあるという。ガキ大将は不要なのだ。その結果、新たな試みや活動が封殺され、活気のない学校となり、若いエネルギーが負のベクトルに向かう。子供たちが変わったのではなく、私たち親の世代が、憂慮すべき環境を作ったことをまず反省しなければならない。

 

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