2010年10月21日木曜日

「感謝・感動・感涙」企業

昨日、株式会社ハローディの加治敬通社長の講演を聞いた。18期連続増収増益企業ということで、日本一視察の多いスーパーとして、有名だそうだ。「感謝・感動・感涙」を企業理念として掲げ、
人は何の為に働き、何のために生きているのかといった、根源的なテーマで毎年8000万の研修費を遣い、非正規社員を含む2000人の社員の研修を行っている。
お店は、全て店長からアルバイトにいたるまで、顧客サービス(満足)を徹底する為、現場の知恵を引き出す仕組みを作っている。年間15000通の顧客からのクレームや要望を全店で共有し、全てに対して対案を考える。マイナス思考(暗病反)の言葉は一切口にせず、プラス思考(明元素)の言葉で、褒める、激励する、握手することが、社員のやる気を生み出し、自発的な行動で顧客満足や作業効率の向上に繋がっているという。社員・非正規社員は、給与の多寡よりも、自分の活動を評価され褒められることで、とてもやりがいを感じているという。人は何の為に働くのか。「自分自身の活動が、喜ばれ、感謝され、認められる」その使命感を確認できたからこそ、働く意欲が湧くのです。
とても素晴らしい講演でした。

2010年10月1日金曜日

ガキ大将

 昔私が小さい頃(50年位前)は、何処にでもガキ大将がいて、子供たちの遊びの仕切り役をしていた。
最近の遊びは、屋内での、漫画やゲームが多く、野外での遊びが少ないため、ガキ大将は不要なのだ。逆に少し変わった子供や、ガキ大将的子供は敬遠される。”皆と仲良く遊ぶ”ことが重要で、違った意見や、行動は子供も、先生も、親も喜ばない。従って、平素したことのない喧嘩などやろうものなら、手加減がわからず、殺人まで引き起こしかねない。いじめによる、自殺や引きこもりも非常に多いと聞く。子供の頃からの些細な諍いや、喧嘩で鍛えられるべきものが、鍛えられていない為だ。リーダ的なことを試みると小学高学年や中学ではいじめがあるという。ガキ大将は不要なのだ。その結果、新たな試みや活動が封殺され、活気のない学校となり、若いエネルギーが負のベクトルに向かう。子供たちが変わったのではなく、私たち親の世代が、憂慮すべき環境を作ったことをまず反省しなければならない。